吹田市・江坂の政治資金相談所「脇大輝税理士事務所」Wakiブログです!
政治資金の使途について、都知事が叩かれていますね。
この政治資金については、「登録政治資金監査人」による監査を受けることになっています。
この「登録政治資金監査人」の7割以上は、税理士が占めています。
何を隠そうわたくしも登録者のひとりです・・・フフフ
この監査人登録の研修では、下記の大前提を「外さんように」と言われます。
『政治資金監査は、あくまで帳簿書類等の形式的な不備が無いかの確認です。
ですので、支出の是非を判断するものではない、ということを認識して下さい。』
『へぇぇぇぇ~!そうなの?』
ですよね。
『公表された資料により「判断は国民に委ねられる」という構造になっています。』
『へぇぇぇぇ~!そうなの?』
ですよね。
そういう意味では、某都知事の件も「都民の判断に委ねられた」ということになるのでしょう。
戻りまして・・・
監査人たる税理士は、最終的に監査報告書を作成して、「書名押印」します。
この「書名押印」の意味は、「形式的にはOKですよ」という意味ですね。
『但し書きはクレヨンしんちゃんだけど、領収書もちゃんとあって、問題ないよね。』
ということです。
監査人の研修を受けている中での「違和感」というのは、結局こういうところなのかな、と思います。
ある種の割り切りが必要ですし、『もっと大人になれよ』という声が聞こえてきそうです。
とは言っても、こういう人間のところには監査依頼は来ないのが世の常ということですね・・・