医療費控除の面倒さと報酬の不思議な関係

医療費控除の面倒さと報酬の不思議な関係

吹田市・江坂の確定申告相談所「脇大輝税理士事務所」Wakiブログです!

そろそろ、個人の確定申告の時期ですね。

確定申告の事務手続きのなかでも、とても面倒なのが「医療費の集計」です。

『税理士に丸投げしてしまえ~』ということで、医療費控除の確定申告を税理士に依頼した場合の相場はいくら位なのでしょうか?

これは、値段の付けようがない気がします。

医療費控除について、よくある勘違いの中でも最も多いのが、

「医療費が返ってくる」というものです。

医療費控除は「所得控除」なので、「医療費」が返ってくることはありません。

「所得控除」なんていう専門用語を使ってしまいましたが、それでも「医療費」は返ってきません・・・

ざっくり書くと、

「総支払金額の10万円を超える部分に5%~10%を掛けた金額」について、

税金を減らす効果があります。

例えば、年間15万円の支払いがあった場合。

15万円を超える部分は5万円です。

5万円×5%=2500円

5万円×10%=5000円

というわけです。

厳密には住民税部分とかありますが…

『そんなもんかよ・・・』という印象ですね。

これに対して、税理士はいくらの請求をすればいいのでしょうか?

そう考えると、医療費控除の手続を依頼するのは無理が出てきます。

もちろん、医療費の集計までは自分でやってしまう、というのは可能でしょう。

しかし、集計は自分でやってしまおうという元気のある方は、是非「自力作成」をお勧めします。

そろそろ、無料相談会場が各地に設けられますので、最終チェックとして利用するのもいいですね。