ストローをさすのはなんの為?

ストローをさすのはなんの為?

吹田・江坂の飲食店経営相談所「脇大輝税理士事務所」Wakiブログです。

皆さまは、お気に入りの飲食店はいくつあるのでしょうか。

「いつも、いつも同じ店ばかり」ということはありませんか? いつも同じ店だと飽きてしまいますね。

そこで必要なのが「新規開拓」です。

ただし、「新規開拓」にはリスクが伴います。

お金を支払った上に、不愉快な気分を味わう事もあるわけですからね。

でも、この「リスク」は飲食店経営の立場からすると、経営改善の宝庫なのです。

 

先日、こんな出来事がありました。「新規開拓」中の出来事。

わたしの「マイルール」として、飲食店では飲み物を必ず注文するというのがあります。

出てきたウーロン茶4つ。

そのうちの2つには、ストローが付いています。子ども2人分のストローですね。

これはこれでいいのです。

しかし、付いていたストローはこれ↓

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「曲がらない」ストローです。

これだと、座高の低い子どもの場合、口を付ける位置がかえって高くなってしまいます。

飲みにくいのです。

 

その店舗では「子どものドリンクにはストロー」という指導をしているのか、

あるいは、マニュアルにそのように書いてあるのかも知れません。

しかし、「なぜ子どものドリンクにはストローを付けた方がよい」のか

少しでも考えてみるべきなのです。

ドリンクが飲みやすければ、追加の注文が入る確率も高まりますし、

グラスをひっくり返して、糖分の高い液体が床などにこぼれる可能性も低くなるのです。

「曲がるストロー」が一時的に手に入らない状態であれば、グラスの高さに

調整して切ればいいのです。

「考えて」仕事をしていれば、必ずそのような発想が出てきます。

ひとつひとつの作業には、必ず「理由」があります。

 

オープン当初は別ですが、飲食店経営で売上が思ったように上がらない場合、

「広告」「チラシ」などのお金をかける集客にばかり目が行ってしまうのですが、

その前に、改善すべき点は山ほどあるのです。

それをクリアしていないと、一時的に売上が上がってもすぐに元に戻ります。

ご自分のお店で「当たり前にやっている」作業について今一度考えてみましょう。

「なぜこれをやっているのだろう?」

その積み重ねの先にしか、繁盛店への道はありません。