吹田・江坂のポイントカード相談所「脇大輝税理士事務所」ブログです。
今日は金曜日。
週末のお買い物で役立つプチ情報をご提供いたします!
さて、みさなんにご質問です。
「ポイントカードは何枚お持ちですか?」
答えられる方はいないですね。わたしもわかりません。
では、少し質問を変えましょう。
「常時持ち歩いているポイントカードは何枚ですか?」
管理不能なほど、持っているポイントカードのなかでも、
「常に持ち歩いている」カードは「エース級、もしくは準エース級」ですね。
そんな「エース達」が、はたして、ちゃんと活躍しているのでしょうか?
~ポイントカードの正しい使い方講座~
細かい話の前に、理解していただきたい「本質」を述べます。
『ポイントというのは、永遠に実行されない値引き』ということなのです。
???
どういうことでしょうか?
たとえば、皆さんが今日「○○カメラ」で3万円のデジタルカメラを購入したとします。
すると、ポイントカードに、3,000円分(ポイント還元率10%の場合)のポイントが貯まります。
ということは、この3,000円分のポイントは、次に何かを買わないと「実現しない」のです。
今回のデジタルカメラの購入で、ポイントを使ったとしたら、それは、
「前回の買い物の値引きが実現した」ということであって、今回の買い物自体は
何の値引きも受けていない、というこなのです。
これは、ポイントカードでもスタンプカードでも、理屈は同じです。
具体的な活用例を見てみましょう。
重要な点は「ポイントは貯めない」です。
30,000円のデジタルカメラ1点と5,000円のSDカード1点を購入するとしましょう。
① 30,000円のデジタルカメラをまず購入して、3,000円分のポイントを発生させる。
② その状態で、直後に5,000円のSDカードを購入する。(実質2,000円の支払い)
この順番が大切です!
① 高額の商品から精算する。
② 別々にレジを通す。
これだけで、ポイントの「貯まり」を少なくすることができます。
仮に、一度にレジを通した場合、35,000円の買い物をして、3,500円分のポイントを貯めたまま、
次回の買い物まで「値引きは保留」されることになります。
しかし、別々に買い物をすると、最初のデジタルカメラの精算で得た、
3,000円分のポイントを、次の買い物にすぐさま充当できるため、「貯まり 」がありません。
(それでも、実質2,000円分の支払いに対する200円分のポイントは残ってしまいますが…)
ですから、店員さんが『ポイントはお貯めしてよろしいでしょうか?』
なんて、たまに聞きますが、あれは
『値引きはしなくていいですか?』と同義語なのです。
これがポイントカードの正しい使い方の1例です。
では、次回はポイントカードの経営上の本質を探ってみましょう。
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