吹田・江坂のマイナンバー相談所「脇大輝税理士事務所」Wakiブログです。
マイナンバー制度について?な情報があふれています。
約50ページにわたっての特集です。
まあいろいろと書いてあるのですが、記事は従業員100人超の大企業を想定しているのでしょうね。
「パーテーションやシュレッダーを急いで調達」なんて記事をみると、
わたしが、お客様にご案内している内容とは全く正反対のことが書かれています。
中小企業は「コストをかけずに」というのが基本、とお伝えしています。
特集の中で、マイナンバー制度の旗振り役である、福田峰之氏(内閣府大臣補佐官・マイナンバー制度担当)が、
いちばんまともなことを言っています。
『まず自分のマイナンバーが他人に渡ってしまったら、芋づる式に個人情報が
取られてしまうと言う人がいるが、それはない。なぜなら他人が番号を知っても、
その人の情報を入手するにはマイナポータルというサイトにログインしなければならない。
ログインするためには12ケタの番号以外に個人番号カードそのものをリーダーで読み込み、
4ケタの暗証番号を入力する必要がある。だから他人に個人番号カードを拾われても、
ログインできない。将来医療情報などをマイナポータルから閲覧しようとした場合、
さらに6~16ケタの暗証番号を入力しないと、そちらにも入れない。
これでどうやって番号を知られただけで、芋づる式に情報がとれるのか?
取れるものなら、取ってみてほしい。』
ここまで言っています。
にもかかわらず、『隠せ』『見られてはいけない』『秘匿』『金庫』
『シュレッダー』『パーテーション』などなどの情報が乱れ飛んでいます。
誰が言っているのでしょうか?
マイナンバーの秘匿を騒ぎ立てれば、利益を得るのは誰でしょうか?
前述の福田氏は、マイナンバーの制度担当で、制度の普及に失敗すれば、
自分の将来がなくなるわけです。
そこで、民間企業にもさんざん活用させてカードの利用率を高める、
とどめに、健康保険証も兼ねてしまう、という戦略を描いているわけです。
情報が多ければ多いほど、その取捨選択が重要になってきます。
情報の出所はどこなのか、誰が言っているのか、根拠は何なのか、
それらを見ていれば大きく誤ることはないと思います。
まだまだ、マイナンバーについては書き足りませんね…
明日も書いてみよう…