豊中、千里中央の「事業再生」支援型税理士事務所 Wackyのイミフブログ
最近の税理士業界では、まるで流行語大賞のように「DX」の文字が踊っている。
いや、ほんとうに「流行って」いる、のだ。
デジタル化に乗り遅れれば未来はない、とでも言わんばかり。
しかし現実の税理士たちの姿を知っている者からすれば、少々白けてしまう。
そもそも、多くの税理士はDXどころか、いまだに電話と紙とFAXにつきまとわれている。
そんな業界が、一斉に「DX」を大合唱している光景は、ちょっと滑稽 ← 韻を踏んでます…
税理士業界では、「税務ソフト」と呼ばれる、業界専用のシステムを使っています。
これがないと、実際には仕事にならない訳で、誰しも、ベンダー各社にはお世話になっている。
で、マイナンバーの時も、インボイスの時も、これらの「ベンダー」が、煽りに煽ってくる。
そして、税理士は、見事に踊ってみせるのです。
これはもう、勝手な想像だが、ITやDXに疎い税理士ほど、声高に「DX推進」を叫んでいるような気がしてならない。
わかっているひとは、しれっと、必要な事に取り組んでいる。
実際の効率化や顧客サービス改善にどこまでつながるのかはさておき、
「遅れてはならない」という空気感だけが一人歩きしているように見えるのです。
本当に必要なのは大仰なDXではなく、目の前の業務を確実に、そして少しずつ改善していく姿勢だと思うのですが…