吹田・江坂の研修義務化相談所「脇大輝税理士事務所」Wakiブログです。
少し前の記事「研修の義務化」が、が何故かよく読まれています。
検索エンジンでヒットしているのでしょうね。
さて、税理士は一定時間(年間36時間)の研修を受けるのが義務なのですが、
個人的に研修は義務でも何でもどうでもいい、と思っています。
研修を受けないことによる不利益は、結局本人が被るわけですから。
そんなことを言うと、「その不利益は依頼者の不利益につながる」という
反論があろうかと思います。
業界では「税理士の資質の向上」が叫ばれております。
では、いままで研修は義務ではなかったわけですが、そうすると、
税理士は、資質が低い状態で業務を行ってきた、ということでしょうか。
違いますよね。
何か知識を得るとか、スキルを上げるとかの欲求って、能動的に動いていかないと
身につかないような気がします。
義務的に参加している研修で何か得るものがあるとは思えません。
実際「退屈な」研修では、大勢が休憩時間に退出して行きます。
途中で出て行っても、研修時間はすべてカウントです。
義務化したからといって、「さらなる資質の向上」が図られるわけでもないでしょう。
そうすると、研修を「義務化」した本当の理由が見えてくる気がします…。