吹田・江坂の事業承継相談所「脇大輝税理士事務所」ブログです。
「タワーマンション節税」なんて言葉をお聞きになったことはありませんか?
今年の1月から、相続税の基礎控除額が下がり、いろんなメディアで「相続」や「節税」が取り上げられています。
自分には関係がない、と思いつつも他人がどんな「節税」をしているかは興味があるものです。
さて、ここでは冒頭の二つに言葉に注目していただきたいと思います。
「相続対策」と「相続税対策」
この二つはの言葉は、文字としてはほとんど同じですが、意味は全然違います。
(相続税対策は相続対策の一環といわれてしまいそうですが…)
本来、「相続税対策」は「相続対策」の一環にすぎないのですが、
「節税」という言葉の魔力は恐ろしいもので、「節税」できればなんでもあり、
という状況も一部では発生しているようです。
しかし、多くの「節税」が「財産の毀損」であるということは、メディアでは報道されていないようです。
「実害を発生させて、税金を安くする」
こんなものは、節税でも何でもありません。
「相続対策」を考えずに、「相続税対策」ばかりに気を取られると、
足元をすくわれる事もあるので要注意です。
「税金対策はおまけ」と考えることができれば、後悔しない「相続対策」ができるのだと思います。